2005/09/27

更新情報

バックランド氏のご報告により、IEで正常に見られてなかったことが判明。
はっちゃけはっちゃけしながら修正しました。
今後ともよろすく。
バクやん、あっした!(体育会系挨拶)

えー、トリトリ「お気に入りページ」更新しますた。
こちらもよろすく。

2005/09/18

飛ぶ夢をしばらく見ない

んふんふ
いいねえ〜、この更新頻度。初々しいねえ〜。

読み返してみると、いまひとつ「にくだん」の苛烈さが伝わってないわ。
人間ってね、力を向けてる方向の真横から力を加えられると非常にもろくてね。さらに動きが速いほど物質の重力質量は軽くなるからね。飛ぶのよ。後ろ向きとかで。
なんだろ、こういうのなんて力学?相対性理論?アルキメデス?

昼のTBSで、先月までやってたドラマに
5年前の『虹色定期便』で主人公を演じた佐保祐樹くんが出ておりました。
背は伸び、声も低くなって、男らしく成長した祐樹くん。
整った顔立ちはそのままに、なかなかキレイな男の子に育っています。
が、演技の糞さは子役時代とビタイチ変わらず。
何のつもりか芸名まで変えてるようですが、脱皮も進歩も毛ほども見られません。
キミ、名前変えたって仕事は変わらんよ、このままじゃ。
しかしこの枠のドラマって、すごいわねー。子供でも書けそうな脚本。

さあ、毒も吐くようになって、Aちゃんリラックスしてまいりました。

2005/09/16

にくだん

最近、ビートたけしが鼻につくわ。

そりゃいいとして、こないだ隣県出身の友人と話してて子供のときにやった遊びの話になって。
はっきりルールまで思い出せるったらやっぱ、高学年の頃の遊びなんだけど、アタイらの学校で昼休憩にバカみたいにやってた遊びのひとつ「にくだん」のルールを話すと「ええ?それ『にくどん』じゃん?」って言われて、ぎゃはっはナニ『にくどん』って。肉丼?にくどんぶり?あのねー、『にくだん』はね、今思えば『肉弾』だったのかもって思うのよ、それくらい、殺伐としたゲームなのよ、戦闘的なのよ、殺傷目当てなのよ!と訴えてはみたものの、昔「週刊欽曜日」という番組で当県出身の風見慎吾が「ろくむしで遊んでた」と発言して、出演者からも観客からもハア?な反応を受けていたので驚いたのを思い出し、まさかとは思うが念のためグローバルな呼び方を確認しておこう、とワールドワイドウェブにて検索してみたところ、『にくどん』に軍配。
えー!にくどんて!にくどん?なんじゃそら!

『にくどん』も別に全国共通の呼び方ではないらしい。というか、あの遊び自体に正式名称はないかもしれない。
いろいろ見てみると『ひまわり』という、およそあの遊び方にそぐわない呼び方がポピュラーぽかった。
ひまわりルールはこちら
校庭にズックをひきずりながら描くあの図形をなぞらえた名前のようなんだが、違うね!そんな牧歌的な名前じゃ追っつかないねあのゲームはっ。

『ひまわり』のコートでは内側の線が丸くなってるが、『にくだん』は内側も外側もにょろにょろで、いろいろ食い過ぎのヘビのような感じと思っていただければよろしい。ひまわりと同じ、細いところもあれば、太いところもある道である。道の加減は、線をひくリーダー格の子供たちの匙加減ひとつだが、「それじゃだれも通れんわ!」と怒られたり、その言い方でケンカになったりと、出だしからなかなか殺伐とする。さてその道を一周させたら、道の中を攻撃側のチームが走り、確か誰かひとりが6周(リンク先では5周になってるが)回ればセット。もっかい攻撃チームとして再戦できる。
一方の守備チームは道の内側をエリアとし、セットを回避するために道を走る攻撃側の人間を押し、あるいは引っぱり、道外に出す。出された奴はアウトで道の外で待ってなきゃいけない。ちなみに守備側も、道の中に入ってしまうとアウトなので、むやみに手を出すと引っ張り込まれることもある。気の抜けないゲームだ!

ところで当然、道の細いところでは守備チームの人員が集中し、蟻の子一匹通さない勢いで待ち構える。そんなとき攻撃チームは手前の安全地帯で動けずにかたまっている。安全地帯だからと言ってここでも油断はできない。気を抜いて少しでも内側に近づこうものなら、守備チームの手の長いやつに腕や袖をひっつかまれ内側に引きずり込まれるからだ(このときよくひっかかれる)。で、いつまでもかたまってるわけにもいかないから誰かが飛び出す。もちろんむざむざ死ぬつもりなんではなく、猛スピードで走り抜けてやり過ごそうとするのだ。
猛スピードで走ってると少々押されたくらいでも大きくバランスを崩し、下手をすれば顔からスッ転ぶのだが、それでもなんとかこらえて通り抜けられることはあった。ただその姿はものすごくカッコ悪い。上半身は押されて傾いてるのに下半身のしかも爪先で道を踏み外さないよう、あるいは腕をクロールのようにブン回したりして必死にバランスを取りつつ走るのだ。百年の恋も冷める。
だいたい目立ちたがりか、ジッとしてるのが我慢できないイラチがやってくれる。同時に彼は囮、生け贄でもあり、彼に守備側が集中しているスキに何人かが通過できるので、有り難い存在でもある。

と、このようにルールを見ただけでも、どっちが攻撃だか書いてる方もわからなくなる、まさに肉弾戦。
肉をドン!どころじゃないでしょ?ね?
こんなゲームなので怪我も鼻血もままあるのだが、もっと怖いのはこれは戦争ではなく、お遊びだということを、子供はすぐに見失ってしまうことだ。もーヒドい押し方をしてくるんである。押されたあとに怪我するんじゃなくて押されたと同時に突き指・打撲なんてことも白熱してくるとあったりする。くりかえすが、これは戦争ではない。やってるのはみんなクラスメートだ。だからゲームが終わったあとのことも考えておかないといけないのに、容赦ないんだコレが。で遺恨を残してしまうことがしばしばあり、とくに女子同士は何日かひきずるくらい強烈だったりする。女子に押されてそれが痛かったりするとほんっとムカつくのだ!それが普段仲良くしてる友達だったりなんかするともう、絶交!!!!と叫びたくなるくらいだ。引っ張るんならまだ愛がある。でも押すことはないじゃないの!すごいカッコ悪い出方しちゃったじゃないの!!!雰囲気は日に日に殺気立つ。
こういう精神戦も乗り越えてこそ、得られる勝利。道の中を走る側になるために!
…おわかりのように、なんか得たくなくなってくる。だからなんとなくやらなくなっちゃったのかもしれない。

2005/09/15

増ページ

あのどうしようもない、どうでもいい、
どうにもならない雑記の過去ログを
さてどうしたもんかなと考えてたときに
おお、ブログに放り込んどきゃいいんじゃん?と思ったら
いやさ、ハナからブログに雑記かっこみゃいいんじゃん?
と思いいたって増ページと相成りました。
今後ともトリトリをよろすく。

もおおばちゃんHTMLとかわっかんないのよ。
おほほほほ楽ちんだわあコレ。
ますますどうでもいいこと書き込みそう。
推敲もせず危ないこと書いちゃうかもしんない。
飽きたらすぐやめちゃうかもしんない。
つか使い方よくわかんない。
こーりゃあ見逃せないゾ(棒読み)。

近々、お気に入りページも更新予定。
書いとかないといつまでもやらないからなあ。

2005/09/03

長文ナリ

鳥取県民と角川の熱意にほだされ、
「妖怪大戦争」観てきました。
面白かったよー。
でもやっぱり嶋田久作に出て欲しかった。
加藤役でなくていいから。

さて、だしぬけに何なんですが
人権保護法案って確かにちょっと悪用されそうな
微妙な法案だけど、でもまあ差別はイカンしなあ。
くらいに漠然と思ってたところ、

ここまで読んでトリトリ通の方は
ピンとくるはず。
今日は長文だな、と。
ええ、ええ、言わせてもらいますわよ。

こないだ「ドラえもん」の新刷版を読む機会があって
1巻からずっとゲラゲラ笑いながら見てたんですが
ふと目がひっかかるところがありましてな。

あら?なんだったんだろうか、いまの気持ち悪さは。
よそみしながらゴハン食べてて、口にいれたあと
「なんか今違うもんが入ってたが?」って気づいたようなヤなかんじ。
と二度見して、シゲシゲ確認してみましたらば
ドラえもんの台詞の中に「ホームレス」という言葉がある。これだ。

巻がヒトケタ代だったので
昭和50年より以前か前後する頃に
雑誌掲載された回と思われます。
(漫画「ドラえもん」が誕生したのが昭和44年。
なんとアタイが生まれた年ではないか)

この頃、ホームレスなんて呼称はありませんやね。
もちろん「乞食」とされていたのを
増刷の際に修正したのです。

わかるのよ。
何せモノがドラえもんだし。
二世代に渡り、いやもしかしたらもっと先の世代にも
読み継がれていくかもしれない漫画でしょうからな。

ただ、この改訂の、ほんとのところの意味は?
乞食と言う言葉がすでに死語だから、
現代の子供たちにもわかりやすいよう
「ホームレス」としたんでしょうか。
それとも乞食にはホームレスよりもっと
階級的な匂いがするから、つまり差別的だと
判断されたんでしょうか。

どっちも正解だと思われます。
「乞食」が死語にされつつあるのは、
「正確な意味での乞食」の存在が希少になったこと以前に
後者のような理由があるからではないか。

で、ホームレスならそれらの問題はクリアなのか?

この回のストーリー中に使われる「乞食」とは、もちろん、
幸せや豊かさとは対極の象徴として、
思いもよらずその状態になってしまったことを笑う、というもので
どっちの言葉だろうと本質のところは変わってない訳です。
かえって「ホームレス」のほうがヘンに生々しい。
子供たちの脳裏に思い浮かぶのは、
屋根と壁がブルーシートのお宅に住まい、
駅のゴミ箱からスポーツ新聞あさってる
自由で無頼なおじさんたちではないか。
なんか笑えなくないか?

こういった修正は、現役で世の中を闊歩している
ホームレスに対しての差別ではないか、
とかなんとか言わせるスキを与える、
まさに寝た子を起こすような真似ではないですか?

そのうち乞食のカッコした人間が出てくるところでもうアウトになる。
「王様と乞食」は本も芝居も発禁ですね。

あ、もしかしたら、あえてカットしなかったのは
不格好な修正で見せることで
「おかしいでしょ、ホラ、ね?でもこれでいいんでしょ?」と
どこかの誰かたちに対して皮肉ってるのかしら?

手塚治虫の復刊された漫画なんかにもよく
最後のあたりに
「昭和●年に描かれたので作品中の表現にはうんぬん
しかしあえて時代背景や作者の意思をそのままにうんぬん」
と1ページを割いてお断り文が入ってたりします。
それでも、ブラックジャックなんかには
復刻版に入ってなかったり、台詞がいじってあるエピソードがあります。
(たぶん)

「サザエさん」は4コマ漫画という性質上、
<そういった>表現があるページはさっくりカット、
「なかったもの」として、一言のあいさつもなく
復刊されています。

本というのは紙に印刷されて残るものですから
出版社が慎重になるのもわかるんですが
なんかこう、ムカムカする。

これから漫画やらバラエティから毒気が抜かれて
生温かいものばかり作られるのは必至です。
それがいかにつまらんか。
例えるなら、少し前のことですが
アタイは「ナショナル・トレジャー」という
映画を観ようかな、と迷ってたわけです。
でも配給がディズニーと聞いて止めたんです。
そういうことです(わかりにくいなあ)。

しかし。
しかし。
過去の出版物まで否定するのはやめてもらえないか!!!

人権擁護法案なんてものが発足なんぞした日には
人権の名の下に、昔の漫画や小説がワヤクチャにされるに
違いない。
乞食→ホームレスなんて気持ち悪い修正が加えられたり
大好きな漫画なのに大きな声では言えない理由で
復刻されないらしい、とか聞いたり
これからの漫画も
指は五本描かれてるか
目線がちゃんと両目とも合っているか
入念にチェックされたり
創作するのがイヤになるような乱行が
行われるに違いない。

カルピスの旧トレードマークがダメなら
ハワイの原住民をみんな鼻デカに描いてる
「リロ&スティッチ」もダメ。
「白雪姫」「モンスターズ・インク」はフリークス大集合。
「美女と野獣」は人の美醜をとやかく言うものだし
「トイ・ストーリー2」は腕がもげたのイヤがってる、差別!!
よって放送禁止。
いや、特にディズニーがどうだってわけじゃないんですがね。

そういやあ、「トムとジェリー」に出てくるメイドは
必ず黒人(足だけ登場)だってこともガタガタ言ってるのがいたなあ。
うんざり。

ちなみに「はだしのゲン」では
朝鮮人を揶揄する囃子歌が出てきますし
天皇の戦争責任を問う意味の台詞もありますが
これは誰が傷ついたと訴え出ようと
決して規制されない予感。
(この漫画は好きではあるのよ)